みちともブログ

一部上場企業でシステムエンジニアとして情報社会の第一線で15年間働き、さらにその後17年間高校教師として教育現場の最前線で子供たちの教育にあたって、さまざまな経験を積みました。社会人経験者教員としての経験をもとに、みんなの暮らしや教育の課題・悩みを解決する方法を紹介します。

新ITパスポート試験/新出「インバウンドマーケティング」はこのように出題された!

f:id:michitomo2019:20191029193540j:plain

 こんにちは、みちともです。 

 「10. マーケティング 」の項目で、新シラバスになくても出題された「インバウンドマーケティング」についてです。

令和元年度秋期 問15を解説します。

 この記事タイトルから、はじめから答はわかります。

 しかし、この記事では、問題文をていねいに読んで、キーワードを抜き出す力を養ってほしいと思います。

 実際の問題で、用語の理解と問題を解く考え方を確認しましょう。

 また、選択肢の用語は難しそうですが、内容は多くの人が普段経験していることです。

 解説に示されている具体例を頭に思い浮かべてみてください。

【ITパスポート試験 令和元年度 秋期 問15】 

【問題】自社の商品やサービスの情報を主体的に収集する見込み客の獲得を目的に,企業がSNSやブ口グ,検索エンジンなどを利用して商品やサービスに関連する情報を発信する。このようにして獲得した見込み客を,最終的に顧客に転換させることを目標とするマーケティング手法として,最も適切なものはどれか。

 アウトバウンドマーケティング

 インバウンドマーケティング

 ダイレクトマーケティング

 テレマーケティング

 

 

 

 【回答】

       イ

 【解説】

 

 アウトバウンド(outbound)は、「外向きの」を意味する言葉です。アウトバウンドマーケティングは、商品やサービスを広めたいと考えている企業側が潜在的な顧客に向け、一方向的に発信するタイプのマーケティング手法です。例えば、テレビのCM、新聞や雑誌の広告看板広告、バナー広告などがあります。

 インバウンド(inbound)は、「内向きの」を意味する言葉です。インバウンドマーケティング見込み顧客に見つけてもらい、自社やその商品・サービスに興味を持ってもらえるように仕掛ける手法です。キーワードは、SNSブ口グ検索エンジンです。よって、正しい。

  ダイレクトマーケティングは、売り手と顧客が1対1でやり取りできる双方向のマーケティング手法です。売り手が顧客の好みに合わせておすすめ商品を表示し、顧客はそれを「購入する・しない」という判断か「興味が無い」などのボタンをクリックすることで、双方向のコミュニケーションを取ることができます。例えば、メルマガソーシャルメディアマーケティング(Twitter、Facebook)、ダイレクトメール(DM)

 テレマーケティングは、電話と顧客データベースを利用して,商品・サービスの購入をすすめたり,買い手の注文を電話で受付けることをいう。よって、誤り。

 

 どうでしたか?

 今回の問題は、説明文が意味する適切な用語を選ぶ問題でした。

 「インバウンドマーケティング」は、新シラバスになかった用語です。

 シラバスに書かれている用語は、「用語例」として記載されています。

 そのため、シラバスに記載されていなくとも、項目の目標にあった用語が、これまで出題されることはありました。

 ニュース記事などを見るときには、IT用語にも関心を持つようにしましょう。

 みちともでした。

 

↓ ブログ村ランキングに参加しています。応援お願いします。

にほんブログ村 資格ブログ IT系資格へ
にほんブログ村