新ITパスポート試験/新出「インバウンドマーケティング」はこのように出題された!
こんにちは、みちともです。
「10. マーケティング 」の項目で、新シラバスになくても出題された「インバウンドマーケティング」についてです。
令和元年度秋期 問15を解説します。
この記事タイトルから、はじめから答はわかります。
しかし、この記事では、問題文をていねいに読んで、キーワードを抜き出す力を養ってほしいと思います。
実際の問題で、用語の理解と問題を解く考え方を確認しましょう。
また、選択肢の用語は難しそうですが、内容は多くの人が普段経験していることです。
解説に示されている具体例を頭に思い浮かべてみてください。
【ITパスポート試験 令和元年度 秋期 問15】
【問題】自社の商品やサービスの情報を主体的に収集する見込み客の獲得を目的に,企業がSNSやブ口グ,検索エンジンなどを利用して商品やサービスに関連する情報を発信する。このようにして獲得した見込み客を,最終的に顧客に転換させることを目標とするマーケティング手法として,最も適切なものはどれか。
ア アウトバウンドマーケティング
イ インバウンドマーケティング
ウ ダイレクトマーケティング
エ テレマーケティング
【回答】
イ
【解説】
ア アウトバウンド(outbound)は、「外向きの」を意味する言葉です。アウトバウンドマーケティングは、商品やサービスを広めたいと考えている企業側が潜在的な顧客に向け、一方向的に発信するタイプのマーケティング手法です。例えば、テレビのCM、新聞や雑誌の広告、看板広告、バナー広告などがあります。
イ インバウンド(inbound)は、「内向きの」を意味する言葉です。インバウンドマーケティングは見込み顧客に見つけてもらい、自社やその商品・サービスに興味を持ってもらえるように仕掛ける手法です。キーワードは、SNSやブ口グ,検索エンジンです。よって、正しい。
ウ ダイレクトマーケティングは、売り手と顧客が1対1でやり取りできる双方向のマーケティング手法です。売り手が顧客の好みに合わせておすすめ商品を表示し、顧客はそれを「購入する・しない」という判断か「興味が無い」などのボタンをクリックすることで、双方向のコミュニケーションを取ることができます。例えば、メルマガ、ソーシャルメディアマーケティング(Twitter、Facebook)、ダイレクトメール(DM)
エ テレマーケティングは、電話と顧客データベースを利用して,商品・サービスの購入をすすめたり,買い手の注文を電話で受付けることをいう。よって、誤り。
どうでしたか?
今回の問題は、説明文が意味する適切な用語を選ぶ問題でした。
「インバウンドマーケティング」は、新シラバスになかった用語です。
シラバスに書かれている用語は、「用語例」として記載されています。
そのため、シラバスに記載されていなくとも、項目の目標にあった用語が、これまで出題されることはありました。
ニュース記事などを見るときには、IT用語にも関心を持つようにしましょう。
みちともでした。
↓ ブログ村ランキングに参加しています。応援お願いします。