みちともブログ

一部上場企業でシステムエンジニアとして情報社会の第一線で15年間働き、さらにその後17年間高校教師として教育現場の最前線で子供たちの教育にあたって、さまざまな経験を積みました。社会人経験者教員としての経験をもとに、みんなの暮らしや教育の課題・悩みを解決する方法を紹介します。

新ITパスポート試験/新出「IoT」は、このように出題された!2

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 こんにちは、みちともです。 

 「17. IoTシステム・組込みシステム 」の項目で、新しく追加になった「IoT」の2回目です。
 令和元年度秋期 問13を使って解説します。

 実際の問題で、用語の理解と問題を解く考え方を確認しましょう。

 また、IoT以外の選択肢も重要な用語を説明しています。

 何を説明しているか考えてみましょう。

 
【ITパスポート試験 令和元年度 秋期 問13】 

【問題】IoTに関する記述として,最も適切なものはどれか。

 

 人工知能における学習の仕組み

 センサを搭載した機器や制御装置などが直接インターネットにつながり,それらがネットワークを通じて様々な情報をやり取りする仕組み

 ソフトウェアの機能の一部を,ほかのプログラムで利用できるように公開する関数や手続の集まり

 ソフトウェアの口ポットを利用して,定型的な仕事を効率化するツール

 

 

 

 

 【回答】

       イ

 【解説】

 復習です。

 「IoT」とは「Internet of Things」の頭文字を取った単語です。一般的に「モノのインターネット」と呼ばれています。

 IoTを簡単に説明すると、「身の回りのあらゆるモノがインターネットにつながる」仕組みのことです。
 

 IoTでできること(重要)

(1)モノを操作する。

  離れたモノを操作する遠隔制御ができます。

  例えば、切り忘れた自宅のエアコンや照明の電源を、外出先で切ることができます。(もちろん、その、逆もできます。)

(2)モノの状態を知る。

  離れたモノの状態を知る遠隔監視ができます。モノにセンサーを付けてデータを収集できます。

  例えば、ペットの行動や観葉植物の状態を知ることができます。

(3)モノ同士の対話をする。

  離れたモノ同士で任意データ送受信ができます。

  例えば、自動運転システムでは、センサーで物体を検出し、人間を介さずに、コンピュータが判断してハンドルを操作したり、ブレーキをかけたりしています。

 

 それでは、選択肢を確認しましょう。 

  ディープラーニング機械学習を指しています。よって、誤り。 

    なお、ディープラーニング、機械学習は、新シラバスで追加になった用語です。 

 IoTの記述です。 センサ、制御装置、インターネット、情報をやり取りがキーワードですよって、正しい。

  APIの説明です。参考に、このAPII公開によって自社だけでなく、他社のサービスも活用して広がっていく経済圏をAPIエコノミーといいます。よって、誤り。

    APIエコノミーは、新シラバスで追加になった用語です。 

 RPA(Robotic Process Automation)の説明です。よって、誤り。

    RPAは、新シラバスで追加になった用語です。

 

 どうでしたか?

 今回の問題は、用語に関する基本知識を確認する問題でした。

 また、選択肢にあった説明は、どれも新シラバスになって追加になった用語でした。

 これからも、実際の問題で、用語の理解と問題を解く考え方を確認しましょう。

 みちともでした。

 

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