新型コロナウイルス感染防止のために子供が家庭にいる時、かんたんな自由研究が役に立ちます。
新型コロナウイルスのために、学校が臨時休校になり、子供、保護者、教師、その他みんなが、子供を家庭でどのように過ごさせるか困っていると報道されています。
ところで、私が子供と自由研究に取り組んだ時、子供も私も楽しく、また、その後の子供の成長にも役立ちました。今でも、いい思い出です。
そこで、この経験から、新型コロナウイルス感染防止のために家庭にいなければならないとき、イライラを解消できて、しかも、勉強に役立つ自由研究を提案します。
簡単です。
持て余している時間を、意味ある時間にすることができます。
保護者として、子供を家で、ゲームやユーチューブ、TVばかりで遊ばせておくわけにいきませんね。でも、子供に、ただ勉強しなさいとも言えません。とは言っても、子供とTVやゲーム無しに、時間を共有するのも一苦労です。
学校の先生も、授業で子供に身に付けさせなければいけなかった事柄を、無理やり大量のプリント(宿題)でお茶を濁すしかなく、来年度の授業のことを考えると頭が痛くなっているはずです。
一番の被害者である子供は、外にも出られず、家にいなければならないので、とてもつまらない毎日を送っていると思います。
そこで、三者にメリットのある自由研究をご紹介します。
この研究には、
保護者にとっては、簡単に、台所で子供と一緒に時間を共有できる。
学校の先生にとっては、子供の自主性や問題解決能力を育てられる。
子供にとっては、ある程度体を動かすのでおもしろい。しかも、保護者や先生に褒められる。
などのメリットがあります。
身のまわりにあるどんな水が電気を通すか調べる実験を、面白そうにやっていました。
最初に実験装置を親子で作りました。
水に電気が流れると、LEDが光ります。LEDの明るさとけん流計で、いろんな水の電気の通し易さを調べました。
上の図は、実験装置のしくみです。
ほとんどの材料を100円ショップで、簡単に集めることができました。
具体的な材料や作り方は、下の記事をごらんください。
台所にある飲み物や調味料で実験しました。
予想を立てました。
ただ、予想をしないで実験させるのではもったいないです。たとえ、大人から見てそんなはずはないだろうという予想でも、必ず子供と予想してから実験することが大切です。私の場合、予想が外れた時、親子でさまざまな考えを話し合うことができました。
楽しかったです。
手に入る水をできるだけたくさん試してみました。
15種類の水について調べました。りんご、オレンジ、レモンの場合には、果実をしぼって生ジュースを作りました。水は全く加えませんでした。
子供は、料理感覚で楽しそうに実験していました。
おもしろい実験結果が出ました。
下の図は、実験結果です。
①塩からい水とすっぱい水の場合に電流が強く、味のない水や苦い水の場合は、電流が弱いことがわかりました。
②塩からいものほど、すっぱいものほど、電流が強くなりました。
③甘いグループの中で、さとう水や清涼飲料水の場合と、スポーツドリンクや牛乳とで結果が異なり、不思議に思いました。
さらに、こんな実験も楽しそうでした。
塩の濃さ、酢の濃さを変えたら電流はどう変わるか。
さまざま濃さの塩水、酢水を作り、電気を流してLEDの光の強さ(または電流計の針の振れ)を調べました。
横軸に塩水あるいは酢水の濃さ、縦軸にLEDの光の強さ(または電流計の針の振れ)にすると、面白いグラフが書けました。
なぜスポーツドリンクは、さとう水の場合よりも、電流が強くなるのか。
スポーツドリンクの甘さに合わせて、砂糖と食塩を入れたスポーツドリンクもどきを作り、砂糖水だけの場合と比べていました 。
子供が自分でスポーツドリンクを味見しながら、砂糖と食塩の量を調整していました。
まとめ
新型コロナウイルスのために臨時休校になって、子供を家庭でどのように過ごさせるか困っているみなさんのために、かんたんな自由研究に取り組む過ごし方について提案しました。
文部科学省も下のようなサイトで応援サイトを公開しています。