みちともブログ

一部上場企業でシステムエンジニアとして情報社会の第一線で15年間働き、さらにその後17年間高校教師として教育現場の最前線で子供たちの教育にあたって、さまざまな経験を積みました。社会人経験者教員としての経験をもとに、みんなの暮らしや教育の課題・悩みを解決する方法を紹介します。

新ITパスポート試験/令和元年秋期公開問題はこう変わった!(3/3)

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 こんにちは、みちともです。 
 新シラバスへの移行期間が終わって最初の問題である、令和元年秋期公開問題を分析しました。
 そしてこれまで、新しいITパスポート試験になっての変更点や変わらなかった点について、具体的に紹介してきました。

 今回は、過去3回分の問題を比較して、出題数の変化について話します。 

 ストラテジ系(35問程度)、マネジメント系(20問程度)、テクノロジ系(45問程度)の出題割合については、変わりありませんでした。

 そこで、各分野別に項目ごとの出題数について話します。

 

ストラテジ系は、ビジネスインダストリが増加

 ストラテジ系には、7項目あります。

 グラフを見ると、ビジネスインダストリの問題が増える傾向がわかります。

 これは、AIやIoTに関する問題が増えたためです。

 なお、1,2問は、試験の度に変化しますので、他の項目についてははっきりした傾向はみられません。

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マネジメント系は、プロジェクトマネジメントの問題が減少。ソフトウェア開発管理技術の問題が増加。

 マネジメント系は、5項目あります。

 グラフを見ると、プロジェクトマネジメントの問題が減少し、逆に、ソフトウェア開発管理技術の問題が増える傾向がわかります。

 これは、アジャイル等の開発プロセス・手法に関する問題が増えたためです。

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テクノロジ系は、基礎理論が増加。セキュリティ、ネットワークの出題数の多さは変わりなし。

 テクノロジ系は、11項目あります。

 その中で、基礎理論の問題が増加しています。

 IPA (情報処理推進機構)は、2019年5月に情報処理技術者試験の内容の見直しを発表しました。

 その中で、2018年のITパスポート試験シラバス変更の発表内容にはなかった「数学(線形代数、確率・統計等)の内容の見直し」が追加されていました。

 令和元年秋期公開問題における「基礎理論の増加」は、2019年5月の発表内容と合っており、今後も同じ傾向でしょう。

 他の項目に比べて、セキュリティ、ネットワークの出題数の多さは、変わっていません。

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おわりに

 公開問題は、これまでIPAから発表されていた内容から予想したものと合っていました。

 そのため、これまで本ブログで公開した「新シラバス後の学習ポイント」を、特に修正しません。

 ぜひ、このブログ記事を参考にして効率的に学習し、多くの方々にITパスポート試験に合格していただきたい思います。

 みちともでした。

 

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