新ITパスポート試験/令和元年秋期公開問題はこう変わった!(3/3)
こんにちは、みちともです。
新シラバスへの移行期間が終わって最初の問題である、令和元年秋期公開問題を分析しました。
そしてこれまで、新しいITパスポート試験になっての変更点や変わらなかった点について、具体的に紹介してきました。
今回は、過去3回分の問題を比較して、出題数の変化について話します。
ストラテジ系(35問程度)、マネジメント系(20問程度)、テクノロジ系(45問程度)の出題割合については、変わりありませんでした。
そこで、各分野別に項目ごとの出題数について話します。
- ストラテジ系は、ビジネスインダストリが増加
- マネジメント系は、プロジェクトマネジメントの問題が減少。ソフトウェア開発管理技術の問題が増加。
- テクノロジ系は、基礎理論が増加。セキュリティ、ネットワークの出題数の多さは変わりなし。
- おわりに
ストラテジ系は、ビジネスインダストリが増加
ストラテジ系には、7項目あります。
グラフを見ると、ビジネスインダストリの問題が増える傾向がわかります。
これは、AIやIoTに関する問題が増えたためです。
なお、1,2問は、試験の度に変化しますので、他の項目についてははっきりした傾向はみられません。
マネジメント系は、プロジェクトマネジメントの問題が減少。ソフトウェア開発管理技術の問題が増加。
マネジメント系は、5項目あります。
グラフを見ると、プロジェクトマネジメントの問題が減少し、逆に、ソフトウェア開発管理技術の問題が増える傾向がわかります。
これは、アジャイル等の開発プロセス・手法に関する問題が増えたためです。
テクノロジ系は、基礎理論が増加。セキュリティ、ネットワークの出題数の多さは変わりなし。
テクノロジ系は、11項目あります。
その中で、基礎理論の問題が増加しています。
IPA (情報処理推進機構)は、2019年5月に情報処理技術者試験の内容の見直しを発表しました。
その中で、2018年のITパスポート試験シラバス変更の発表内容にはなかった「数学(線形代数、確率・統計等)の内容の見直し」が追加されていました。
令和元年秋期公開問題における「基礎理論の増加」は、2019年5月の発表内容と合っており、今後も同じ傾向でしょう。
他の項目に比べて、セキュリティ、ネットワークの出題数の多さは、変わっていません。
おわりに
公開問題は、これまでIPAから発表されていた内容から予想したものと合っていました。
そのため、これまで本ブログで公開した「新シラバス後の学習ポイント」を、特に修正しません。
ぜひ、このブログ記事を参考にして効率的に学習し、多くの方々にITパスポート試験に合格していただきたい思います。
みちともでした。
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