過去問が少なくてどう勉強したらいいかわからないときにはこうする。~4つの学習方法~
今年4月から、新しいシラバスに従ったITパスポート試験が行われていますが、内容が大幅に変更になっています。
前回は、新シラバスによって、試験がどのように変わっているか概要を示して、過去問対策だけでは、勉強が不足することを話しました。また、重点を置いて学習すべき分野を紹介しました。
しかし、ITパスポート試験の範囲、出題割合が変わった状況では、新しいを内容を力ずくで頭に詰め込んでも効率が悪いです。
そこで、今回は、最新のITパスポート試験に対して、学習方法をどのように変えて対応するか話します。
- 新しい過去問題からていねいに取り組む。
- 誤った問題をすぐに振り返り、問題の読み方など、誤るクセを直す。
- 正解でない選択肢の用語や説明文が正解でない理由を過去問解説で確認する。
- 追加技術分野については、他試験分野の過去問に取り組む。
- まとめ
新しい過去問題からていねいに取り組む。
今回、ITパスポート試験が変更になったのは、AI、ビッグデータ、IoTをはじめとするデータ利活用に関連する新技術の進展によって、社会人全体の基礎力として、従来以上にITリテラシーに関する幅広い知識を身に付けることが求められているからです。
したがって、古い過去問題ほど類題が出題される可能性は低くなります。
そのため、新しい過去問題から次に示すように、ていねいに取り組みましょう。
誤った問題をすぐに振り返り、問題の読み方など、誤るクセを直す。
ITパスポート試験の問題には、実際にその用語を知らなくとも、文脈から、正解を選ぶことができる問題があります。
逆に、知識があっても問題を誤って読み取り、誤答する場合が多くあります。
過去問の類題が少ない時には、出るか出ないかわからない過去問の知識を、たくさん頭に詰め込むより、問題を正しく読み取り、間違わないようにすることをお進めします。
具体的には、過去問題の答え合わせの時に、なぜ誤った選択肢を選んだか確認してください。
決して、「知っていたけど勘違いしてしまった」で終わらせないようにしましょう。
そして、間違う時の癖を見つけてください。
普段、過去問題を解くときに意識して取り組むことで、正答率が間違いなく上がります。
一般に、問題の読み取りミスは、普段の勉強の時より緊張した本番のほうが多くなるものです。
正解でない選択肢の用語や説明文が正解でない理由を過去問解説で確認する。
たとえば、下の図の青丸で囲った部分を確認することです。
選択肢に出てきたということは、重要な用語や説明であるからです。
そのため、今後、その言葉や説明を使って出題される可能性が高いです。
理由の確認が次につながります。
ユーチューブで平成31年春の過去問については、正解でない選択肢の用語や説明文についても、下記のチャンネルでていねいに解説しています。
追加技術分野については、他試験分野の過去問に取り組む。
情報処理技術者試験は、情報処理技術に関する求められる能力別に試験分野を区切っています。
そのため、技術が共通していれば、他試験分野の過去門の類題がITパスポート試験に出題されることがあります。
ITパスポート試験の過去問が少ない時には、他の試験分野の問題に取り組むことが有効です。
特に、技術レベルの近い基本情報技術者試験の過去問から、ITパスポート試験で追加になった用語の問題を選ぶのが効率的です。
平成31年春の過去問は以下から入手できます。
まとめ
今回は、最新のITパスポート試験に対して、学習方法をどのように変えて対応するかについて、以下に示すポイントについて、できるだけ具体的な方法を話しました。
1 新しい過去問題からていねいに取り組む。
2 誤った問題をすぐに振り返り、問題の読み方など、誤るクセを直す。
3 正解でない選択肢の用語や説明文が正解でない理由を過去問解説で確認する。
H31年度春過去問動画が便利☞ bikkuri ITパスポート解説 - YouTube
4 追加技術分野については、他試験分野の過去問に取り組む。
さて、新しいを内容を力ずくで頭に詰め込んでも効率が悪いです。
そこで次回は、ストラテジ系追加用語の学習ポイントを話します。